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【敏感肌に効果あり】手が荒れやすい人必見!~ハンドソープの選び方と手肌ケア~
1敏感肌の原因
肌のトラブルでよく挙げられるのが、乾燥肌・敏感肌・アレルギーなどです。
一見異なる肌の状態異常と思えるこれらも、実は互いに関係ある肌の症状と見ることが出来ます。
そもそも敏感肌の原因は、一つではなく、乾燥によるものやアレルギー(アレルギー体質や化学物質過敏症など)によるものと多岐にわたります。
そして、敏感肌が乾燥肌やアレルギーと異なる点は、外的な刺激によって簡単に肌トラブルを生じさせることにあります。
2化学物質過敏症
アレルギーで敏感肌と似た症状が出る場合に、化学物質過敏症が挙げられます。
化学物質過敏症は化学物質の外的接触で肌の炎症や湿疹が生じるものです。(他の症状もありますが、今回は手肌のみ紹介)
化学物質過敏症は前兆となる決まった症状があるわけではなく、突然発症します。
そのため、敏感肌やアレルギー肌と似た症状が一部出るため、深刻な症状が出るまで明確な診断を受けないと疾患だと分からないことも多いです。
3敏感肌で手肌が荒れる理由
まず敏感肌という状態は、それ自体が荒れた状態になる症状ではありません。
外的刺激で何かしらの作用を外から受けて、過剰に反応した症状(湿疹やあかぎれ)が生じます。
すなわち、敏感肌という体質を根本的に解決することが出来ないのであれば、手荒れを防ぐために、刺激そのものを減らす努力と工夫が日々の中で必要になります。
4手荒れが起こる手肌の状態
もっと詳しく手荒れについて見てみることにしましょう。手肌には体と同じように角質と呼ばれる部分があります。
これは顔でも背中でも同じです。
部位によって硬いやわらかいなどの違いや水分量の違いはあれど、基本的に皮膚としての構造は変わりません。
手荒れが起こる場合、手肌のバリア機能が機能不全を起こしている場合がほとんどです。
バリア機能が低下する理由には、皮脂が十分にない(脂分の不足)、さらによく知られるものとして角質部位の乾燥(水分の減少)があります。
頻繁に乾燥しやすい肌の方は、バリア機能が低下した状態で肌が外にさらされているので、敏感肌になりやすい人です。
5肌荒れが引き起こす症状
手肌のバリア機能が十分に働かず、手荒れが継続して起こる状態だと、次第に手肌全体が回復機能を十分に果たすことが出来ずに状態が悪化し、さらに一段階悪い状態に移行します。
それが、水ぶくれや湿疹、あかぎれといった症状です。
最初は、水ぶくれのようなものがぽつぽつと出ることがあります。
すでにこの段階で、肌の状態が相当悪いと判断してよいでしょう。
この水泡は疾患といえる症状にすでになっているのです。
6主婦に起こりやすい手荒れと敏感肌
水場仕事の多い女性に多い症状で、敏感肌でなくても起こります。
洗物などで皮脂を落としすぎて手のケアがされていないと、敏感肌と同じ状態になり、症状が出ます。
通常の方でも起こるのですから、敏感肌の方はより早く、そして重度に手荒れが生じているわけです。
7手洗いの頻度
炊事洗濯や皿洗いなど家事の中で水に触れる頻度が高いと、手荒れが起きやすいわけですが、まず注意したいのが手洗いです。
敏感肌の方にとって殺菌作用が強すぎたり洗浄力の高いものは、バリア機能となるはずの皮脂や角質の水分を奪うことになりかねません。
特に綺麗好きな方は、すぐに手を洗いたくなってしまうかもしれませんが、敏感肌ならその頻度をまずは落としましょう。
そして、水まわりの仕事は、直接手に触れないビニール手袋やゴム手袋の着用などが必要でしょう。
8ハンドソープは何がいい?
手洗いの頻度を落とすだけでは対策として不十分です。
必要なのは、手を洗っても手の水分保持や皮脂が守られるハンドソープを選ぶことです。
最近では、保湿成分入りタイプのハンドソープが販売されているので、その中から気に入ったものを使用すると良いでしょう。
でも保湿と汚れを落とすのが両立するのか?
もちろん、両立します。
汚れを落とした後、そのまま付着した保湿成分が水分を逃がさないように角質の状態を成分で保持するのです。
9手肌ケアはハンドクリームでする?
敏感肌の方の手荒れケア製品は、その人に合ったものを選択すべきです。
薬用のハンドクリームから化粧水やクリーム系の保湿ハンドクリームなど、含まれる成分で用途も異なります。
また、オロナインやワセリンのようにハンドクリームの系統に近い、それぞれの特性を持ったアイテムを症状に応じて使用しましょう。
薬用ハンドクリーム・・・保湿/血行促進など肌機能の回復に必要な成分をメーカーごとに独自調合しているため、用途に合わせて選べばさまざまな手肌の症状に使える
オロナイン・・・殺菌作用を含有する(手肌の傷に使用できる)
ワセリン・・・余計な成分が余り入っておらず、肌に自然な成分のみでケアできる